フリーテニス ルール
場所
平坦な所なら土やコンクリート、アスファルト、または室内の板の間でもできます。
ダブルスコート……4m×7m
シングルスコート…3m×7m
人数
シングルス(1対1)、またはダブルス(2人1組)
ゲームの進め方
- まずジャンケンで勝った方が最初のサービスもしくはレシーブのいずれかを、負けた方がいずれかのコートを選びます。
- 主審の「プレーボール」により試合開始。
- サーバー(サービスをする人)は、1回バウンドしたボールをラケットでネットに向かって右側から対角線上の相手サービスボックスの内に入れます。
- そのサービスボールを受けることをレシーブといい、1回バウンドしたボールを打ち返します。
- このように交互にボールを打ち返していき、相手が打ち返せないようにするか、相手のミスを誘うようにして得点を競い、ミスしなかった方に得点が与えられます。
- サービスは1ゲームの終わりまで決まった1人がしますが、2回目のサービスは左側から行い、レシーブは1回目にしなかった相手側の人が行います。
- 1ゲーム終われば相手側にサーブ権が移行します。
- コートチェンジは奇数ゲーム後に行います。
注1 "アウト" "セーフ" はボールの落下点をもって判定し、ラインに少しでも触れていたとみなされるものは、すべてセーフとなります。
インプレー時の失点
インプレー時において次の場合は失点となります。
- ボールがネットを越さなかった場合。ただし、ボールがネットポストの外側を迂回したり、ネットに触れてもインサイドボールになった場合はセーフとします。
- ボールが相手方のコートの外に落下した場合。
- コートの上に2度またはそれ以上バウンドしたボールを打った場合。
- ボールが地上に落ちないうちにラケットの打球面以外に触れた場合。
- ラケットもしくは、身体、着衣などがネット、またはそのポストに触れたり、これを越した場合。
- 打球の時、ボールが2度以上同一のラケットに触れた場合。
ボレーの回数
- 相手が打ち返せないようにボレーもできます。
- ボレーをした次に打つ球は、バウンドさせて打たなければなりませんが、その次の打球はまたボレーをしてもかまいません。つまり、2度続けてボレーをしてはいけません。
サーブの失点
サーブ時に次のようなことをした場合は失点になります。
- サービスの動作中にサイドラインやベースラインを踏んだり、コートの内側に入った場合。
- サービスの動作に移ってから、途中でその動作を止めた場合。ただし、その間に主審からの宣告があった場合は別とします。
- ボールを1回のバウンドで打たなかった場合。
- サービスしたボールが相手方のサービスボックス内に打ち込まれなかった場合。
レシーブ時の失点
レシーブ時に次のようなことをした場合は失点になります。
- レシーバーがセーフのボールをサービスサイドのコート内に返球できなかった場合。
- レシーバーのパートナーがレシーバー側に入れられたセーフのサービスボールを受けた場合。
- サービスされたボールがコートの上に落ちないうちに、直接レシーバーもしくはパートナーのラケット、身体、着衣などに触れた場合。
ノーカウント
次の場合はノーカウントとなり、得点として数えられません。
- サービスボールがネットまたはネットポストに触れ、相手方のサービスボックスに入った場合。
- 不慮の突発事故によって、試合を妨害された場合。ただし主審の判定によります。
- 主審がセーフのボールをフォールトまたはノーカウントあるいはミスと誤認したり、または得点数の宣告を誤ったことに気がついてこれを訂正しようとした場合。
勝敗の決め方
- 1ゲームの勝敗は4点の先取で決まりますが、双方3点ずつになった場合は、あと2点連続先取したほうが、そのゲームの勝ちとなります。
- 試合回数は、5回ゲームを標準とし、勝敗は、3勝先取で勝ち。3回ゲーム、7回ゲームもありますが、3回ゲームの時は2勝、7回ゲームの時は4勝先取で勝ちとなります。
得点の数え方
- 得点はサービスサイドから数えます。
1-0の時は「ワン・ゼロ」
3-0は「スリー・ゼロ」
1-2は「ワン・ツー」
2-2は「ツー・オール」
3-3「ジュース」と呼びます。 - 「ジュース」後、一方が1点を得た時は「アドバンテージ・サーバー」または「アドバンテージ・レシーバー」と呼び、ジュースのあと双方が1点を得た時は「アゲインジュース」と呼びます。
カウント
図左より 0点(にぎりこぶし)、1点(指1本)、2点(指2本)、3点(指3本)
ラケットの握り方
3つの握り方があり、守備や攻撃に合わせて使いこなします。
(図左)
ペンホルダー型
(図中央)
シェークハンド型
(図右)
イースタン型
※ラケットはガット張りでないため、耐久性に優れています。